こんにちは、ひなたです。
二級小型船舶操縦士免許の実技試験について記載します。
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実技試験
乗船時間は約1時間半。
試験官1名+受験者3名で各人約30分です。
実技講習と違って、
持ち物はすべて船内に持ち込み、運転席前に置かせてもらいました。
下船後は講習会場に戻らずそのまま解散で、1週間後WEBで合否確認、という流れでした。
試験項目は下記です。
- 出航前点検
- 操船
- 着岸・離岸
- 係留・解らん
出航前点検
暗記問題です。
- 船体・操縦席の点検
- エンジン(船外機)の点検
- 法廷備品・法廷書類の点検
- エンジン始動・暖機・停止
- トラブルシューティング
船体・操縦席の点検
船自体の確認やワイパー、船灯の確認など7項目について1~2つ出題されます。
受験者それぞれ別の項目が出されました。
エンジン(船外機)の点検
バッテリー、燃料フィルターなどエンジン回りの点検項目10項目について1~2つ出題されます。
受験者それぞれ別の項目が出されました。
法廷備品・法廷書類の点検
信号紅炎、船舶検査証書など法廷備品・法廷書類11項目について1~2つ出題されます。
受験者それぞれ別の項目が出されました。
エンジン始動・暖機・停止
エンジン始動前点検、エンジン始動、始動後確認、暖機、停止まで行います。
受験者それぞれ一連の流れを行いました。
トラブルシューティング
4項目のうち1つ出題されます。
受験者それぞれ別の項目が出されました。
操船
操船の項目は下記です。
- 操船
- 人命救助
- 蛇行
操船
操船は
- 安全に気を付けているか
- 目標物に向かってまっすぐ運転できるか
を見られます。
インストラクターからは10秒に1回周囲確認と言われました。
停船するとき、徐行するときの後方確認も忘れずに。
転回時、ハンドルをきりすぎると転覆する危険があるので注意です。
人命救助
人に見立てたブイを拾う試験です。
人命救助は
- 波の流れ
- 人命を安全に救助できるか
がポイントです。
船は思ったよりも流されます。
波の流れてくる方から救助対象に向かって真っすぐ向いたらリモコンレバーを中立(前後進しない状態)にします。
リモコンレバーが前進のままだと救助対象をプロペラに巻き込んでしまう危険があるので早めに中立にします。
試験開始時に右舷・左舷どちらから救助するか宣言するのですが、
宣言した方と違う方に救助対象が流れて行ってしまっても、
落ち着いて救助できれば問題ありません。
蛇行
目標物に向かっている途中に障害物があった場合を想定した試験です。
目標物に向けてまっすぐ進んでから、
蛇行、蛇行完了後、同じ目標物に向けてまっすぐ進んでいることがポイントになります。
着岸・離岸
受験者それぞれ1回ずつ着岸・離岸を行います。
着岸
着岸はぶつけないこと。
徐行、中立、徐行で岸に近づけたら中立。
離岸
離岸もぶつけないこと。
周囲確認を怠らないこと。
後方離岸する場合は、船首を岸にぶつけないこと。
後方はもちろん、周囲も確認すること。
係留・解らん
受験者それぞれ1回ずつ係留・解らん(かいらん)を行います。
ロープワークのクリート止めは係留時に必須です。
着岸した状態で、船首、船尾のロープをクリート止めします。
特に難しいことはないです。
私が試験を受けたマリーナはクリートのみでしたが、
試験会場によってはビットの場合もあるかもしれません。
事前にインストラクターに確認しておきましょう。
ロープワーク
7種類の結び方からひとつ出題されます。
実際に結んで試験官に結び目を確認してもらいます。
もやい結びやいかり結びのように複雑な結び方は特に練習しておいたほうがいいですが、
一見簡単なものほどうっかり忘れがちなので気をつけましょう。
>> ロープワーク動画
まとめ
合格率は約95%です。
99%の年もあります。
普通にやれば落ちる試験ではありません。
>> 合格率
安全に気を配りながら、
習ったことを忠実に実行していれば大丈夫。
あまり気負わずに行きましょう。
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